離婚問題について

  

離婚事情

「日本では現在3組に1組が離婚する時代になった」と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。3組に1組もの夫婦が離婚しているのであれば離婚は決して珍しくありませんし、もはや少数派とはいえないでしょう。

しかし、あなたの回りの方で、実際に離婚している方は3分の1もいらっしゃるでしょうか?確かに、「知り合いに離婚した方はいるが、3組に1組まではいかない」という感覚の方が多いのではないでしょうか?

もしかしたら、三重県は全国と比較して離婚率が低いのでは?と考える人もいるでしょう。何に依拠して算出されているのでしょうか。

実は、「3組に1組が離婚」というのは、「1年間の離婚件数」を「1年間の新規婚姻件数」で除した場合の数字をいっているようです。すなわち、2015年の離婚件数は22万6215件であり、これを婚姻件数の63万5156件で除すと約35.6%です。
この計算は、毎年の婚姻数が不変であれば夫婦の離婚率を正確に現すといえます。

ところが、婚姻数は一定でありません。すなわち、2015年は63万5156件ですが、その前の2014年は64万3749件、2013年は66万0613件、遡って昭和50年を見ると94万1628件です。

このように、婚姻件数は年々減少傾向にあるのです。昭和50年と比べると減少率は約32%にもなります。婚姻数がかなり減少していることを踏まえると、実際の離婚率は30%にも満たないといえるのではないでしょうか。メディア等の「3組に1組」という表現は鵜呑みにしないほうが良さそうです。

とはいえ、この離婚率は年々少しずつ上がっています。そのうち、本当に3組に1組程度離婚する時代が到来するかもしれません。

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